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小さなエルフの活動開始 1

last update Last Updated: 2025-12-01 12:52:06

「食料の確保の為に女神が小麦というものをくれたがどうやって使えばいいんだ

「もうすぐ女神様が使いを遣わしてくださると言っていた。もう少しの辛抱ではないか」

ん……小麦?

いやまって!!言葉がわかるわ!でもこの言葉、なまりが少し入ってるのね。

よく聞かないと少し戸惑うわ。

うーん……食糧確保するなら小麦の他にも栄養価が高い食べ物も用意した方が良いよね

「おい!なんか飛んでないか?」

「あれは女神さまの遣いの鳥だよ!神託で聞いたんだ間違いない」

「ピーヨ大丈夫そうね。そこの広場におりてくれるかしら」

「ピピピピーヨ」

「こんにちは!私はカトレア・グレースっていいます」

「女神さまの遣いの鳥の上に何かちいさいのがいるぞ。何か言ってるがまったく聞こえんな」

えーん(泣)

聞こえないですって。こうなったらあの写真をカード化するしかないわね。

取り出したカードはピンマイクである。ミニチュアサイズでちょうど良い感じだわ。

「あー。あー。マイクテスト。うん良い感じ」

『女神にマイクが認識されました』

「あの小さな子?なんだ急に声がでかくなったぞ!」

「はじめましてカトレア・グレースっていいます!今回は女神さまに言われてこの村を訪れました」

「小麦の植えかたのほかに栄養価が高いものを用意します」

いそいそと私は写真を用意する。

用意したのは卵だ。カード化すると握りこぶしの大きさの卵が現れる。

ミニサイズだけど私にはでかい。両手いっぱいに抱えながらふうふうと息をあらげてしまう。

そして卵は割れると中から雛がでてきた。

雛の大きさは私ぐらいだけど成長に期待だね。

1日たたないと雄、雌わかんないんだよね。

とりあえずいまは卵を沢山出そう。10個ぐらいカード化を繰り返す。

『女神が鶏を認識しました

 女神が卵を認識しました』

「鶏の雌は生後120日前後からまた卵を産み始めます。

雄と雌が居ることで有精卵を温めればまた鶏が増えるはずです。

鶏は地面に落ちているものを比較的なんでも食べて育ちます。

卵は生で食べれるのは一日ぐらいしかないので火で加熱してください」

「おい!火で加熱ってなんだよ?」

あれ?まさか火をしらないの?ということは生でいろいろ食べていたことになるのね。

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